北海道ニセコにある夫婦で営むクラフトカクテルバーTOSHIRO'S BAR(トシローズバー)。
数多くの受賞歴を持つバーテンダー戸城亮紀さんと、きめ細やかな接客と笑顔でお客様を迎える妻の陽子さんが営む、心のこもった一軒。ミシュランキーを2年連続獲得したSANSUI NISEKO内で、世界中の旅行者と地元客に愛され続けています。
CUZEN MATCHAのポッドキャスト「 Go Greener」でのインタビューをもとに、お二人がどんな思いでバーを作り、世界中のお客様と向き合い続けてきたのか、そしてバーテンダーの視点から見た抹茶マシンと空禅抹茶の挽きたて抹茶カクテルの可能性についてお話を伺いました。
Contents
- 大切な人と過ごす場所、TOSHIRO'S BAR
- 2人だから作れる空間、そして夢
- バーテンダーが選ぶ、挽きたて抹茶カクテル
- ニセコから、世界へ。これからのTOSHIRO'S BAR
大切な人と過ごす場所、TOSHIRO'S BAR
2014年に北海道・ニセコのヒラフエリアで開業し、現在は山翠ニセコの中に構えるクラフトカクテルバーです。実は私たちは中学校の同級生で、結婚してから一緒にお店を始めました。
カクテルやウイスキーを中心とした本格的なオーセンティックバーで、お客様の90%以上が海外からの方。世界的なスキーリゾートとして知られるニセコならではの環境の中で、世界中の旅行者と地元客が訪れます。
私たちのこの場所は、大切な人と大切な時間を人生の中で使ってくださる場所。国内のホテルバーは格式が高いイメージがあったり、服装を気にしなければいけなかったりしますが、そういった緊張感はあまり出さず、クオリティはしっかり出しながらもみんなが楽しめる雰囲気を作りたいと思っています。
お客様の空間を邪魔してもいけないし、かといって放置するのも違う。その難しさと向き合いながら、お客様にとって最高の時間を作り続けています。
2人だから作れる空間、そして夢
そんな空間を2人で作り上げられるのは、夫婦という形だからこそだと感じています。亮紀がカクテルづくりに集中し、陽子がイベントの告知や接客を担う。お互いが自分の役割に専念できることが、TOSHIRO'S BARという空間を作り上げています。
このスタイルを最初から持っていたわけではありません。日本のバーテンダーとしてスタートして、世界中のお客様に合わせながら少しずつ変わってきました。その変化ができたのも、ニセコならではの環境があるからだと思っています。冬のシーズンが終わると、春から秋にかけてはオフシーズンでじっくり考える時間が生まれます。年間通じて毎日お店を開いている都会のバーでは、なかなかできないと思います。
そして何より、これまで2人でやってこられたのは、共通の目標があるからだと思っています。ニセコから海外へ、という気持ちはいつも強くあります。世界中のお客様と向き合い続けてきたからこそ、視界はいつも広く持っていたい。視界を閉じてしまったら終わりだと思っていますね。
バーテンダーが選ぶ、抹茶カクテル
私たちは、ニセコ蒸溜所のアンバサダーを務めているのですが、その親会社の方がCUZEN MATCHAの代表 塚田英次郎さんとも知り合いで、ご紹介いただいたのがきっかけです。
紹介を受けた後、YouTubeでReHacQに塚田さんが出演している動画を見てとても感動しました。作り手の思いを聞いてさらに欲しくなり、まず試してみたところ、すぐに購入を決めました。
グローバルなカクテルコンペティションが増える中、日本らしさを表現できる素材として抹茶への注目が高まっています。ただ、バーテンダーにとってお茶を点てることはやはり難しい。そこでCUZEN MATCHAの抹茶マシンが力を発揮します。
他の仕込みをしながら同時にボタン一つで挽きたての抹茶が用意できます。しかも水の代わりにスピリッツを直接入れることができるので、挽きたての香りがそのままお酒に乗ってくれます。今のところ試した限り、どんなスピリッツとも相性がいいですね。
ただカクテルを飲むだけでなく、この一杯にどういうストーリーがあるのかを求めてこられる方が、特に海外のお客様に増えていると感じます。目の前でお茶を挽いて、その一杯を自分のために作ってもらえるという体験は、バーという空間と見事に重なるので、バーとCUZEN MATCHAのコラボレーションは、本当に相性がいいと感じていますね。
ニセコから、世界へ。これからのTOSHIRO'S BAR
現在はアジアのバーからゲストバーテンダーとして声をかけていただいていますが、次はアメリカにも行ってみたいという気持ちが強くあります。新千歳空港とサンフランシスコ、バンクーバーの直行便が開設され、北米からのお客様もどんどん増えてきている今、そのタイミングで現地に立ちたいと思っています。
長期的な目標として掲げているのが、「アジアのベストバー50(Asia's 50 Best Bars)」への挑戦です。北海道のニセコという世界に近い場所にいるからこそ、ここで積み上げてきたものがあると感じています。
また、日本の抹茶の文化とカクテルの融合は、アメリカ市場に入っていける大きな可能性を秘めていると感じています。大きなことでなくても、まず抹茶のカクテルを飲んでもらうことから始めることもできますし、そういったことから広げていけたらと思っています。
TOSHIRO'S BARさんのインタビューはポッドキャスト「Go Greener」で配信中です。
抹茶を通してつながる飲食店・生産者様とのストーリーを、日本とアメリカからお届けしています。
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