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海外ではスーパーフードとして人気の抹茶。もともとは中国から「薬」として渡ってきたように、茶葉には豊富な栄養素が含まれており、健康面・美容面でとても優秀です。
煎茶と抹茶の違いはご存知ですか?抹茶は、臼で茶葉を挽くため、茶葉の栄養をまるごと摂取できます。一方、急須で楽しむ煎茶は、茶葉をお湯で抽出した抽出液(=お茶)だけを飲むため、茶殻として栄養成分の70%が捨てられてしまいます。
煎茶栄養摂取率 30% (水溶性成分のみ)
抹茶栄養摂取率 100% (水溶性成分+不溶性成分)
茶葉には食物繊維が豊富です。茶葉まるごとを臼で挽く抹茶は、水溶性の食物繊維だけでなく、煎茶では茶殻として捨てられる不溶性の食物繊維も食します。食物繊維は腸内環境を整え、便秘を改善するなど、デトックス作用があります。
抹茶1杯(2g)=レタス 1/4 - 1/3 個分
抹茶には、強い抗酸化作用をもつポリフェノール(カテキン )、ビタミンC、ビタミンEが含まれています。抹茶は、茶葉をまるごと食するため、抗酸化力が高いとされるほかの食品と比べても強い抗酸化力をもち、カラダを酸化から守ってくれます。
*Oxygen Radical Absorbance Capacity(抗酸化物質)*Oxygen Radical Absorbance Capacity(抗酸化物質)
ORAC* Value (TE/g)
出典: Journal of Agriculture and Food Chemistry. Lipophilic and Hydrophilic Antioxidant Capacities of Common Foods in the United States.
*Oxygen Radical Absorbance Capacity(抗酸化物質)
茶の葉に含まれるテアニンは、ストレスホルモンであるコルチゾールを制御するアミノ酸で、体へのカフェインの吸収をコントロールします。茶葉に覆いをかけて育てる抹茶は、テアニンがカテキンに変化するのが抑制され、テアニンを多く含みます。抹茶を飲むと、テアニンが気持ちを落ち着け、カフェインで気持ちを盛り上げるというダブルの効果でカフェイン単体よりも効果的です。
カフェイン
テアニン
コーヒーの場合、カフェインの血中濃度は飲用後急激に上昇し、その後下降する傾向があります。一方、抹茶は、テアニンの働きにより、カフェインの効果がゆるやかに持続的に作用します。このように、カフェインとテアニンが相互に作用し、リラックス効果や集中力を高める効果ががあることから、抹茶は「サステナブルエナジー」と呼ばれています。
抹茶にはカフェインとテアニンが含まれています。カフェインには覚醒作用があり、テアニンにはストレス軽減やリラックス効果があります。カフェイン単体、テアニン単体よりも、テアニンとカフェインを同時に摂取した方が集中力が向上するという研究結果が発表されています。
テアニンとカフェインの相乗効果P: プラシーボ T: テアニン 100mg C: カフェイン 50mg T+C: 混合
出典: L-theanine and Caffeine in Combination Affect Human Cognition as Evidenced by Oscillatory alpha-Band Activity and Attention Task Performance (by Simon P. Kelly, Manuel Gomez-Ramirez, Jennifer L. Montesi, and John J. Foxe)